18日から全国すべての学校再開へ 2020.5.15

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15日朝の時点でのデータによると、過去24時間で新たな感染者は15人。現時点での感染者は、3795人。死者は1人増えて265人となった。失業が問題となっているが、過去24時間に5242人が、職場復帰を果たした。これまでに7万7333人が職場に戻っている。(Channel13 Kan)

www.kan.org.il/page.aspx?landingPageId=1009

徐々に通常の生活に戻る中、これまでに再開されている学校は、1−3年生と、11−12年生のみであった。これについて、首相府は、17日からは、0歳児から保育園、幼稚園を含む18歳までの、ほとんどすべての学校が、再開されることとなった。ただし、互いの間隔2メートルことや、休憩時間は小グループで順番にとるなどの規制は継続される。

*テルアビブとハイファは、4−10年生を実験台にはしたくないとして、もっときちんとした対処を要求し、学校の再開を遅らせる意向を伝えている。

また、この2ヶ月の間に、クラスターが発生した地域、主には、超正統派居住地の生徒たちの学校は、まだ再開にはならない。これらの地域の学校も6月1日までに、開校を検討するとのこと。

しかし、同時に首相府では、第二波が発生した際の準備をすすめるチームが結成されると発表された。

www.timesofisrael.com/almost-all-israeli-kids-to-return-to-school-sunday-as-education-system-reopens/

<世界で拡大を続ける新型コロナパンデミック:波はロシアとブラジルへ>

昨年末から今年初頭から中国、武漢で始まった新型コロナ・パンデミックは、6ヶ月が来ようとしている今も、感染の拡大が続いており、全世界での感染者は、450万人(回復者は170万人)、死者は、30万人を超えた。

被害の最大はアメリカで、140万人が感染し、8万6000人が死亡した。次に死者が多いのは、イギリスで3万3000人、イタリアが3万1000人。フランスとスペインがそれぞれ2万7000人強。

今、感染が特に拡大しているのが、ロシアとブラジルである。ロシアは、感染者が25万2254人で、死者は2300人。ブラジルは、これまでに約20万人が感染し、1万3000人が死亡している。

人口10万人の感染率が最大なのは、ベルギーで77人、スペイン58人、イタリア52人、イギリス50人、フランス42人となっている。

www.timesofisrael.com/global-covid-19-toll-reaches-300000-as-confirmed-cases-hit-4-5-million/

ただし、これらの数字は、氷山の一角で、実は感染者や死者、関連する死者数はもっと大きいと言われている。特にロシアの死者数が、感染者が多いわりに桁的に少ないことから、政治的に隠蔽されているのではないかとの疑いも出ている。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。