距離は縮まった??ケリー米国務長官のシャトル外交 2013.7.2

この週末、アメリカのケリー国務長官は、ネタニヤフ首相とアッバス議長の間を3回も往復し、精力的にシャトル外交を展開したが、結局、和平交渉再開への実質的な前進を得ることはできなかった。

ケリー氏は28日、出国直前に空港で記者会見を行い、「両者の見解の違いは非常に大きかったが、だいぶ縮まった。”もうちょっとで”交渉開始になるだろう」と語った。また両者ともにケリー氏にまた戻ってくるよう要請しているという。

ネタニヤフ首相は、パレスチナ側と何かの合意に至る前には国民投票に持ち込む方針だ。しかし、今回は何も決まっていないので、「今回は国民投票はなし」と閣議に伝えている。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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