新型コロナウイルス感染の日本クルーズ船にイスラエル人も乗船中 2020.2.7

写真出展:エルサレムポスト

横浜で隔離中のクルーズ船ダイアモンド・プリンセス号では、これまでの検査で、41人が新型コロナウイルスに感染していることがわかった。乗客は、14日間下船せずに隔離とされていることは、連日ニュースでも報じられている通りである。

この船に、イスラエル人も少なくとも10−14人乗船していることがわかった。今の所、イスラエル人から感染者はでていない。情報の伝達が難しいようではあるが、食事や薬に関する問題もカバーされているせいか、ネットを通じて報告するイスラエル人乗客の様子には、退屈以外、特に問題はないようである。

www.timesofisrael.com/israelis-among-thousands-stuck-on-cruise-ship-off-japans-coast-amid-virus-scare/

イスラエルでは、インフルエンザによる死者が、国内ですでに15人と多数出ていることや、治安問題が深刻になってきたこともあって、新型肺炎への関心はうすい。ニュースもほとんどない。

しかし、中国(香港便はOK)からの飛行機の拒否や、中国から帰国したイスラエル人は14日間の自宅待機などの対策はとられている。しかし、ネタニヤフ首相は、いくら水際対策をしても、いずれウイルスが入ってくることは避けられないとして、その治療法やワクチンの開発を急ぐよう、指示を出している。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。