国内アラブ人居住区でのデモ・暴動 2015.10.11 

ナザレでは土曜、複数のアラブ系国会議員も参加して1500人が参加する親パレスチナデモが行われ、4人が逮捕された。

土曜日のナザレは、通常は、観光客が最も多い日で、ビジネスにとっても重要な日。しかし、今日は、観光客の姿はまったくなく、店も閉店していたという。

空港に近い町ラムレとロッドは、ユダヤ人とアラブ人が共存する町だが、土曜夜、100人ほどのアラブ人たちが投石するなどして治安部隊と衝突。10人が逮捕された。

同様にユダヤ・アラブ双方が共存する町、テルアビブのヤッフォでは、土曜夜、ユダヤ人とアラブ人が共に暴力の波に反対するデモを行った。ハイファでも、右派グループと左派グループがそれぞれテロに反対するデモを行った。

www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4709209,00.html

<国境警備隊の予備役招集へ>

各紙によると、ネタニヤフ首相は、警備体制を改善するため、あらたに予備役の国境警備隊員を明日から招集すると発表した。主にユダヤ人アラブ人共存の町の警戒にあたる。

www.jpost.com/Arab-Israeli-Conflict/Israel-to-beef-up-Border-Police-presence-in-mixed-Arab-Jewish-towns-421522

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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