ユダヤ教ラビよびかけ:嘆きの壁でコロナウイルス抑制への祈り 2020.2.17

スクリーンショット

ユダヤ教のラビ連合代表を務める著名なラビ・シュムエル・エリヤフが先頭にたち、神に、コロナウイルスの猛威を抑えてもらおうと、嘆きの壁に集まって祈るよう、社会に呼び掛けを行った。

聖書の約束によると、神殿でユダヤ人が異邦人のために祈ると聴かれると描かれているからである。

この呼びかけに、様々なグループのラビたちも応じ、「中国の人々には、ユダヤ人が、彼らのことを思い、祈っているということを知ってほしい。」と述べている。嘆きの壁では、「イスラエルの人々は中国のために祈る」とのサインが掲げられた。

嘆きの壁での祈りは16日午後に行われた。あいにくの大雨であったが、約1000人が集まり、「中国から、また世界からこの疫病がとりさられるように。」と神のあわれみをこう角笛とともに、大声で祈りを捧げた。

www.youtube.com/watch?v=MTja4pPbBx8

この祈りには、ダイアモンド・プリンセス号に乗船中のイスラエル人の家族たちや、イスラエルに在住している中国人たちも参加していたという。

www.timesofisrael.com/mass-prayer-held-at-western-wall-amid-coronavirus-crisis/

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。