プリム:エステル記を読む日 2013.2.24

エルサレムでは24日日没より、25日の日没までプリムの例祭となる。祭日ではないが、学校は休み。シナゴグでは、エステル記を朗読し、イスラエルの敵「ハマン」という名が出るたびに、騒音を出す楽しい例祭である。

この例祭では、大人も子供も仮装して町に出る。パーティの日でもある。いろいろなイベントも催されるが、あいにく天気は悪いとの予想。

<エルサレムの講壇から>

23日、エルサレム・アッセンブリーでもプリムを覚える礼拝。メノー牧師より、「主がイスラエルを選んだと言われた瞬間から、イスラエルはサタンの抹殺の対象となった。確かに、諸国の中で、イスラエルだけが常に抹殺の危機におかれている。

しかし、その試みはいつも失敗し、そのたびにイスラエルには例祭が与えられた。エジプトのパロが来たときは過ぎ越し。ハマンが来たときはプリム。ヒトラーが来たときは、独立記念日。次、アフマディネジャド(イラン)が来たら、どんな祭りになるというのだろうか。もう祭りは必要ないと思うが。」と語った。

エステル記8:17日本語では、民がユダヤ人を恐れるようになったので、「ユダヤ人であることを宣言した。」と訳してあるが、原語では「ユダヤ人になった」または、「イスラエル(の神、または信仰)を信じるものになった」という意味。

「主のゆえに、イスラエルには逆らってはならないと歴史は語っている。しかし世界はそれを学ばない」とメノー牧師。自分の理解だけに頼み、主の前にへりくだらないことの危険性を語った。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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