パレスチナがインターポール(国際刑事警察機構)に加盟決定 2017.10.8

インターポール(国際刑事警察機構)は先月、北京で行われた総会にて、パレスチナを正式な加盟国をみとめるかどうかの採択を行った。パレスチナ自治政府は昨年もこの採択を要請していたが、今年に持ち越されたものである。

結果、賛成75、反対24、棄権34で可決され、パレスチナは正式にインターポールの加盟国になった。

今回の採択については、アメリカとイスラエルは、まだ正式な国家でないパレスチナが国として加盟するのは、おかしいと反対。採択の数週間前から、採択自体が行われることがないよう根回しを行っていたが、功を奏さなかったようである。

今後どうなるかだが、パレスチナ自治政府は、論理的には、イスラエル人を犯罪者として訴えることも可能となる。しかし、実際に、どの程度の実効力があるのかは、ユネスコの場合と同様、どうも不明瞭な点もある。

パレスチナは、イスラエルとの直接交渉はもはやありえないと判断。国際社会に取り入って、イスラエルを国際的に孤立させる作戦を続けている。

www.jpost.com/Israel-News/Politics-And-Diplomacy/Interpol-votes-to-admit-State-of-Palestine-as-new-member-state-506088

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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