パラリンピックでアラブ人水泳選手が金メダル 2021.8.26

イヤード・サラビ選手 Keren Isaacson/ Israel Paralympic Committee

東京で行われているパラリンピック。イスラエルからは33人の選手が参加している。その中で、さっそく25日、イスラエルの選手が金メダルを獲得した。水泳男子100メートル背泳のイヤード・シャラビ選手(34)である。

シャラビ選手は、イスラエル北部シャファランで、聾唖者として生まれたアラブ人である。この障害に加えて、13歳のときの事故で両足が麻痺して動かなくなった。その後、ずっと父親が見守る中、イスラエル障害児協会を通して、ハイファで、水泳の訓練を受けたという。

パラリンピックでイスラエルの選手が獲得したメダルはこれまでに375個だが、イスラエルの旗の元でアラブ人としてメダルを獲得するのは、イヤード選手が初めてである。シャラビ選手は、2008年の北京大会、2012年のロンドン大会にも出場したが、メダルは今回が初めてであった。

イスラエルでは、医療、福祉は特にアラブ人とユダヤ人に差がないということを世界にも示せたのではないだろうか。多様な新政権を象徴しているようでもある。

www.timesofisrael.com/paralympic-swimmer-iyad-shalabi-wins-tokyo-gold-is-1st-arab-israeli-medalist/

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。