ハマスとイラン・シリア・ヒズボラが再接近? 2014.7.25

<イラン>

イランのイスラム最高指導者ハメネイ師は、24日、ハマスのガザでの戦闘と、西岸地区での暴動を賞賛し、ガザから西岸地区も広くイスラエルへの抵抗運動を続けるようにと奨励した。

またイランの国会スピーカーのアリ・ラリジャニ氏は、「ハマスがミサイル技術を必要としていた時、イランはその技術を提供した」と語っている。

イランでは、毎年ラマダン最後の金曜は、反イスラエルラリーが行われることになっている。25日には、全国700カ所にステージが設けられ、群衆は、例のごとく、「イスラエルに死を」「アメリカに死を」と叫んだ。

<シリアとヒズボラ>

ハマスはかつて、同じスンニ派のシリアの反政府勢力を支援したため、ハマスはシリアとは断絶状態だった。しかし、シリアでは先週アサド大統領が第三期目大統領に就任したのだが、その中でアサド大統領は、ハマスのイスラエルに対する戦闘を賞賛する発言をしている。

ヒズボラのナスララ党首は、カタールにいるハマスのカリッド・マシャアルに電話をかけ、「ヒズボラはハマスの戦闘に協力する」と伝えた。ただ今は、イスラエルとの戦闘にヒズボラが加わる必要はないと言っているとのこと。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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