テルアビブのゲイ・パレード無事終わる:参加17万人以上 2022.6.12

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イスラエルでは、政権崩壊の危機にある中、イラン問題、レバノン問題と外的な問題もかなりも緊張の中にある。

また、もはやコロナを懸念する人はほとんどないというのが、現状ではあるが、先週あたりから、感染者数、重症者数が下げ止まり、若干増える傾向にある。政府は一応、現時点では、まだ制限を課す必要はないとしながらも、室内でのマスクは推奨という指示を出したところである。

しかし、そんなこととは一切関係なく、10日、テルアビブで行われたゲイ・パレードには、17万人以上が参加した。警備も厳しく行われたが、幸い、事故もなく、終わっている。

www.jpost.com/israel-news/article-709106

石のひとりごと

イスラエルからは、常に険しいニュースが出てくるが、政府も人々も恐れに支配されず、できるだけ、通常の生活を維持しようとしている。それこそが、敵への大きなメッセージだからである。

しかしだからといって、ニュースはごく一部のことだけしか伝えていないので、そんなに気にすることはないとも言い切れない。

もし、今イランが、本当に核兵器でイスラエルを攻撃したら、通常の日常はすぐになくなってしまう。ロシアに侵攻されているウクライナがそれを教えてくれている。

イスラエル人は、そういうことはよくわかっている。それを視野に入れつつ、最悪に準備もしながらも、いつ日常がなくなってもいいように、今日を楽しむ人々なのである。

だから、とりなし手は、のんきに日常を楽しむイスラエル人を見ても、萎えることなく、厳しい現状をとりなしていただければと思う・・・。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。