シリア難民支援:イスラエルの良き隣人作戦終了 2018.9.20

イスラエル軍は、ゴラン高原クネイトラ地域が、シリア政府の支配下に入ったことを受けて、13日、シリア難民への医療、人道支援「良き隣人作戦」を終了すると発表。撤収を完了した。

2013年に始まったこの人道支援作戦で、シリア難民4900人がイスラエルで医療支援を受けた。このうち1300人は子供であった。

また国境に設置された日帰りクリニック”マザル・ラダク(苦しみからの解放)”では、7000人が治療を受けた。

イスラエルがこの5年間に、シリアへ搬入した食料は1700トン、燃料110万リットル、医療機器26000、発電機20、車40台、テント630針、医療350トン、おむつ820パッケージ、ベビーフード49000ケース、となっている。

www.timesofisrael.com/as-war-nears-end-idf-shutters-good-neighbor-syrian-aid-program/

イスラエル軍には、シリア人からの感謝がよせられたという。ある男性は、「あなたがたの助けについては、決して忘れない。息子たちにも伝えていく。」と述べたという。

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石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。