シリア情勢:アサド大統領優勢? 2014.4.15

シリアでは、アサド大統領がダマスカス周辺やレバノンとの国境付近のクリスチャンの村を制圧。13日、大きな転機を迎えたとアサド大統領自身が優勢を誇示した。

シリアでは、7月に大統領選挙が行われることになっており、アサド大統領は出馬するみこみ。(国民250万人が国外難民であり、茶番の民主主義と言われている)

シリアでは最近、化学兵器が使われたとみられ、2名が死亡、100人が負傷したとの報告がある。アサド政権、反政府勢力はお互い非難しあっており、どちらが使用かは今回も不明。(つまりどちらかは確実に嘘をついている)

イスラエルでは世界がそれを報道する以前にすでにニュースになっており、諜報活動の緻密さがうかがえる。

なおシリアで進められている化学兵器破棄作業だが、4月27日までにすべての化学兵器を提出、6月30日までにはそれらをすべてはき処分するということになっている。

現時点で提出された化学兵器は54%で、期限には間に合うのかどうか懸念されている。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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