グアテマラ火山噴火: イスラエル援助隊活躍中 2018.6.12

6月3日に噴火したグアテマラの火山。犠牲者はこれまでに75人だが、まだ200人が不明で、犠牲者数は増えるとみられている。

この火山噴火では、一つの村が消失するほどの被害が発生しており、多数の家族を一瞬で失った人が多数いるという。

エル・ドデオさん(25)は、妻と両親、弟夫妻とその子供たち全部を一度に失った。写真をみると呆然を通りこした表情で、これから彼が歩む道を思うと、祈る言葉もない。。。

www.bbc.com/news/world-latin-america-44379303

グアテマラは、5月、アメリカに続いて大使館をエルサレムへ移動した2つ目の国。モラレス大統領の要請に応じ、6月6日、火傷の専門家、呼吸器専門家、ERスタッフなどからなる医療部隊をグアテマラに派遣した。

派遣期間は10日間の予定。チームは現地医療スタッフに合流し、負傷者の治療にあたっている。ネパール地震の時と違い、噴火はまだ終わっておらず、救援隊が到着後に負傷する人がまだいるという。

www.jpost.com/HEALTH-SCIENCE/Israeli-team-rush-to-Guatemala-to-help-volcano-victims-559408

イスラエルの火傷専門の医師たちは、特殊な酵素を用いて、できるだけ手術なしに火傷を治療する技術を用いて、治療にあたっている。

<世界を祝福するイスラエルの技術:ネタニヤフ首相インタビューBBCより>

イスラエルは世界の嫌われ者ではあるのだが、その先進技術が世界の祝福になっていることは否めない。

ネタニヤフ首相は、中東や世界の力関係が変化しつつある背景に、イランに対立する国がイスラエルに近づいていることとともに、世界がイスラエルの最新技術を求めて、イスラエルに近づいているとの考えを明らかにしている。

余談になるが、このインタビューでネタニヤフ首相をインタビューしているBBC記者は、かなり失礼である。しかし、ネタニヤフ首相は、まったく動じることなく、余裕の笑みを浮かべながら、余裕の様子で答えている。

その返答には、一貫性があり、自信に満ちている。国を導くという点においては、真剣であることが伝わって来る。

国内では汚職問題で深刻な状況にあるのだが、Yネットは、今選挙すれば、やはりネタニヤフ首相になるだろうとの見通しを語っている。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。