ガザ情勢その後 2014.1.23

ガザからのロケット攻撃について、イスラエルは、今回はハマスなど、組織全体を攻撃するのではなく、明らかに、攻撃を指示しているとみられる人物へのピンポイント攻撃作戦を展開している。

22日、イスラエル空軍は空からのピンポイント攻撃で、シャロン首相の葬儀をねらってロケット弾を発射したとみられるイスラム聖戦所属の2人を殺害。先週も、ロケット弾攻撃を指示していた重要人物を、殺害している。

こうしたイスラエルのピンポイント攻撃は、非常に優秀な的中率で、周囲の無関係の人間をほとんどまきこまないで目的を達成できるようになっている。今回も、標的人物と、側近とみられる1-2人が死亡するにとどまっている。

これは、イスラエルが、世界にも類をみない空爆の技術を持っているだけでなく、ガザ内部に非常に優秀な諜報システムを持っていることを示している。

なお、エイラットへのロケット攻撃以後の、攻撃は報告されていない。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

コメントを残す

*