イスラエル軍兵士の現状:憎しみのないところに憎しみがうまれる 2012.8.26

今朝、Yネットニュースに、一瞬出た記事(すぐに取り下げられたということ)。イスラエル人自身の調べによると、イスラエル軍に従軍した兵士約300人が、西岸地区での任務中、パレスチナの子どもたちへの暴力を経験したと証言。

たとえば、西岸地区ではいきなり、5才の子どもに銃をつきつけなければならないことがある。普通の家族たちを一つの部屋に押し込めて見張りをする、など。最初は、「何かおかしい」と思っていても、そのうちなれてきてしまう。そうしたことをしていても、パレスチナ人の石投げやテロはおさまらない。やがてなんのためにこんなことをしているのかわからなくなるという。

イスラエル人は、18-19才で徴兵され、十分な心理的準備がないまま西岸地区へ派遣される。憎しみに満ちたパレスチナ人の目をみるうちに、落ちこんで自殺するか、心に彼らに対する憎しみを持つようになると報告していた。

この記事からわかることは、まだ10代の若いイスラエル軍兵士が、自分も死ぬかも知れないという恐怖の中で、パレスチナ市民に対し、特に子どもたちに対して暴力をふるわなければならない、またふるってしまうことがあるということである。

それが、パレスチナの子どもたちだけでなく、イスラエル軍兵士の心にも重大な傷を残す場合があるということである。(*これは一部の兵士のことであり、すべての兵士に当てはまるものでないことに注意してください。)

憎しみのなかった心に憎しみが生まれる・・・。ちょうどリバイバル・ジャパンに、イスラエルの中高生と従軍したビリーバーの青年の証の記事を執筆したところでこの記事に遭遇した。次号リバイバル・ジャパンを参照にしていただければ幸いである。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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