イスラエルを狙うミサイル17万発 2014.1.30

www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4482600,00.html 他

INSS(国家治安研究所)のカンファレンスのおいて、軍諜報機関主任のアビブ・コハビ氏が発表したところによると、現時点でイスラエルをターゲットにしているミサイルは17万発。

このうち、ヒズボラが所有するミサイルは10万発。2006年のレバノン戦争の時よりもはるかに高い攻撃能力をもっているとみられる。

しかも、ヒズボラはそれらを一般のレバノン人家屋に設置しているという。もし戦争になれば、イスラエル軍は一般人の家を攻撃せざるを得なくなる。

一方、イスラエル空軍のアミール・エシュル総司令官によると「イスラエル軍の攻撃能力も2006年当時からすると、破壊力や命中率において15倍の戦闘能力になっているという。

双方に高い破壊力がある以上、いったん戦争になれば、できるだけ短期で終わらせる必要があるとアシュル総司令官は指摘する。

26日、シリアのラタキアで武器庫とみられる場所で大爆発があった。イスラエルが高度なミサイルM300を破壊したのではないかと言われている。(シリアもイスラエルもノーコメント)

<その他防衛上の懸念事項>

最近、サイバー攻撃が増えていることも懸念されている。先週、イスラエル軍のPCがウイルスに感染したメールを送りつけられ、広範囲に感染を受けた。

コハビ氏によると、シリアにはアルカイダが出入りしているが、その拠点がトルコに3個所あるという。トルコのエルドアン首相は、「トルコがアルカイダを保護している事実はない」と否定している。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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