イスラエルのシリア攻撃で15人死亡か 2019.7.8


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ダマスカス近郊 写真出展:France 24

シリア国営放送によると、1日早朝、ホムスとダマスカス近郊のイラン革命軍の拠点や武器関連地点、少なくとも10箇所が攻撃され、シリア人15人が死亡した。このうち9人はシリア人ではない外国人で、6人は、幼児1人を含む市民だと伝えている。

攻撃は、レバノン領空から発射されたイスラエルのミサイルで、何発かは迎撃ミサイルが対処したとのこと。その迎撃ミサイルの一発が、キプロスの山中に着弾し、火災が発生している。

これについてイスラエルはノーコメントだが、攻撃は、イスラエル軍が、衛星写真で、シリアにロシア製迎撃ミサイルS300が稼働していることが明らかになった直後であったことから、おそらく、イスラエルであると思われる。

イスラエル国家治安研究所のアモス・ヤディン元イスラエル軍諜報部長官は、イランがアメリカの高性能ドローンの撃墜に成功した後で、いつもより強気になっている可能性があるとして、反撃への危機感を表明していたが、幸い、今の所、反撃はない。

www.timesofisrael.com/15-said-killed-9-of-them-foreigners-as-israel-strikes-iranian-sites-in-syria/

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。