アメリカの中東和平案始動か 2018.6.20

北朝鮮との対話開始に成功したトランプ大統領。いよいよパレスチナ問題への解決に動き始めるようである。

来週、トランプ政権の中東担当大統領上級顧問のクシュナー氏、米中東和平担当代表のグリーンブラット氏が、中東諸国とイスラエルを訪問する。

www.timesofisrael.com/us-peace-envoys-to-visit-israel-saudi-arabia-egypt-next-week-for-talks/

昨日、クシュナー氏とグリーンブラtット氏は、ヨルダンのアブダラ国王を訪問したと伝えられている。さらにこれに先立ち、ネタニヤフ首相がアンマンにおもむき、アブダラ国王と会談した。内容はまったく報じられていない。

www.timesofisrael.com/us-envoy-hails-netanyahu-meeting-with-jordan-king-on-peace-talks/

パレスチナ自治政府のアッバス議長は、アメリカがエルサレムをイスラエルの首都と宣言して以来、アメリカを仲介者としては認めないと発表。いかなるアメリカの使節団との会談には拒否の姿勢を貫いている。

破天荒なトランプ大統領が、この状況下で、どんな中東和平案をもってくるのか、注目されるところである。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。