アメリカのユダヤ・パワー 2012.7.31

アメリカの大統領選挙を控えたオバマ現大統領とロムニー候補。先週、ユダヤ教とキリスト教右派の票獲得に向けて、イスラエルへの支援合戦となった。

<ロムニー候補>

ロムニー候補は29日、イスラエルを訪問。ネタニヤフ首相やペレス大統領に面会。「エルサレムはイスラエルの首都である」「アメリカの大使館をテルアビブからエルサレムに移す」「イランには強力に対処すべき」などと、かなり過激なイスラエルよりの発言を行った。無論、パレスチナ自治政府からは、激しいブーイング。

しかし、ロムニー候補は、この訪問の後、アメリカで100万ドルもの政治献金を集めたと報告されている。

<オバマ大統領>

オバマ大統領は、ロムニー候補のイスラエル訪問に日程をあわせて、イスラエルに対し不動の軍事支援を約束する契約書にサイン。ミサイル迎撃システム配備のための7000万ドル支援を決めている。さらに今回、初めて空中燃料補給機(空中で戦闘機に給油する飛行機)を譲渡というニュースも流れた。

イスラエルからイランまで戦闘機を飛ばす場合は、途中で必ず一回は空中給油が必要になる。今回の補給機の譲渡が真実ならば、イランへの空爆が現実に可能になったことになる。

ただしこの記事は翌日には消えており、アメリカは、イスラエルに協力してイランを攻撃する計画があるのではないかとの噂を否定した。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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