続くイエメン・フーシ派からの弾道ミサイル:エルサレムでもサイレン 2025.5.3

昨日、イエメンのフーシ派が弾道ミサイルを発射したことで、ハイファ含む、イスラエル北部一帯で、サイレンが2回鳴った。人々はいったん全てを置いて、シェルターへ駆け込むという状況が、2回発生したということである。

続いて今日、安息日の5月3日(土)早朝、エルサレムから死海周辺のイスラエル南部で、サイレンが鳴った。人々は、ベッドからシェルターへ駆け込んでいる。

いずれの場合も、迎撃ミサイルが、イスラエル領空に入る前に迎撃しているので、物的被害は出ていないが、人々の社会生活には、不愉快極まりない障害となっている。

しかし、イスラエルは、今、多くの前線を抱えており、昨日からは、ドルーズ関連でダマスカスを攻撃し、続いて、シリア二都市への武器関係施設への攻撃も行っている。

これ以上、戦線を増やすことは避けたいところであり、イエメンでは、アメリカが、フーシ派への攻撃を行っているので、今のところ、イスラエルが直接、反撃に出る様子はない。

間違ってもこのことで、イスラエル国内に、実質的な被害が及んで、反撃を余儀なくされることがないよう、とりなしを続ける必要がある。

www.ynetnews.com/article/h1a3jbqxex

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。