市民が各地で共存を呼びかけ:ユダヤ人とアラブ人が共にラリー 2021.5.14

アフラの病院 スクリーンショット

13日木曜夜、エルサレムでは、ユダヤ人とアラブ人、約300人が、今、全国的に発生しているアラブ人とユダヤ人の争いに反して、共存をアピールするラリーを行なった。主催は、「Hand in Hand」というNPO団体である。

これに先立ち、国会前広場では、学校校長300人が集まり、暴力に反対し、共存を強調するラリーを行なっていた。学校長のラリーは、暴力のエピセンターのようなロッド、テルアビブや、各地道路上でも行われていたとのこと。

タグ・メイールというヘイト(憎しみ)問題に取り組む団体は、クファル・サバからアブ・ゴーシュ(アラブ人の町)の間の所々で、通りがかる車に花をプレゼントした。

花は、アラブ人には、ラマダン終了のエイード・アル・フィトロと呼ばれる例祭、ユダヤ教では、来週16-17日までがシャブオット(7週の祭り)であるので、そのお祝いだと言っている。

www.timesofisrael.com/jews-and-arabs-start-to-push-back-against-violence-rallying-nationwide/

また、アフラ(共存の町)の病院では共に働くユダヤ人とアラブ人が、一緒に平和を謳歌する様子も発信された。

<石のひとりごと>

最近、暗い恐ろしいニュースばかりだったので、この話題には本当にほっとした。実際のところ、イスラエルは多様な国で、アラブ人もユダヤ人も、問題はありつつもなんとか共に共存してきたのである。

前に将棋倒しで負傷して病院に搬送された超正統派の男性が、病院でユダヤ人とアラブ人が共に働いているのをみて、「私たちは、皆同じ人間だということを知るべきだ。」と言っていたのを思い出す。イスラエル人の全ての人たちが憎み合っているわけではないのである。

読者には混乱になるかもしれないが、こうした姿からも、多様で、人類の代表のような面を持つ、イスラエルという国の本質を見ていただければと思う。

石堂ゆみ

石堂ゆみ

ジャーナリスト、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて18年。学校・企業・教会などで講演して15年になります。