昨日5月4日朝に、イエメンのフーシ派が発射した弾道ミサイルが、迎撃をすりぬけて、ベン・グリオン空港付近に着弾。
フーシ派は、イスラエル攻撃に成功したことを受けて、今や、イスラエルの上空を完全に封鎖したと豪語している。
بيان القوات المسلحة اليمنية بشأن إعلان فرض الحصار الجوي الشامل على العدو الصهيوني ردا على تصعيده الأخير بقرار توسيع العمليات العدوانية على غزة. pic.twitter.com/2yJZIrNRvr
— أمين حيان Ameen Hayyan (@AminHian) May 4, 2025
これを受けて、アメリカからの便も含め、国際航空会社約20社が、イスラエルへの発着を、6日まで停止すると発表した。
しかし、実際には、イスラエルの迎撃システムは、複雑で敵に上空を完全封鎖されるということはありえないので、イスラエル国内にパニックはない。しかし、一般の航空会社がこの状態で、飛行機をイスラエルに出入りさせることはできないだろう。
ベン・グリオン空港では、キャンセルになったフライトの客たちが、今後どうするかの決断に迫られている。
インド航空は、着陸10分前の時点で、弾道ミサイルがベン・グリオン空に港着弾した。このため、着陸しないでUターンし、UAEのアブダビを経由して、インドへ戻ることになった。
この飛行機に乗っていた数十人のイスラエル人は、インドまで戻ることを拒否。アブダビで降りようとしたが、インド航空がこれを認めず、乗客たちは機内で、怒鳴り合いになる中、3時間待たされた。
その後、在UAEイスラエル大使が介入し、イスラエル人たちは、アブダビで降り、そこからなんとか、イスラエルまで戻ったようである。
www.ynetnews.com/article/h1ud3xheee
今も飛んでいるのは、エルアル航空と、エチオピア航空などである。レゲブ交通相は、エルアル航空はじめ、イスラエルへの発着を維持している航空会社に対し、価格を上げないよう、警告を発した。しかし、値上げは、時間の問題とみられている。