イスラエル軍によると、最初から入隊することを目的として、移住するユダヤ人の若者が大幅に増加している。2025年の3、4月の募集期間で、男性674人、女性459人の軽1113人だった。
2024年の同時期の同様の移住者は、883人、2023年は799人なので、年々増加していることになる。
ただしこの目的で移住したからといって、すぐに全員が徴兵されるわけではない。今年3、4月に来た1113人中、実際に徴兵されたのは、709人である。
多くは、いわゆる「ローンソルジャー(単身兵士)」だが、家族とともに移住して、その後すぐ従軍した人も含んでいる。移住元は、アメリカが最大で、エチオピアが続いている。
ローンソルジャーを支援する組織は、「ガリン・ツアハル」である。この組織を通じて、イスラエルに移住したローンソルジャーは、ハマスによる10月7日事件以来、30%増加したとのこと。
また国外で、反ユダヤ主義、反イスラエル主義が増悪していることも、ローンソルジャーの後押しになっている。
現在、イスラエル軍には、単身で国内に家族を持たない、ローンソルジャーは、約7000人である。この半数は、イスラエル人としての従軍で、残りは、まだ移住まではいかずに、国際志願の形での従軍している。
この人々の中にも、ガザのハマスの犠牲になった人や、人質もいる。イスラエル系アメリカ人(国際志願)オメル・ニュートラさん(22)写真左は、戦車司令官として戦死。
アメリカ系イスラエル人(移住ローンソルジャー)のエダン・アレクサンダーさん(21)は、今もガザで人質となっており、先月、プロパガンダビデオに登場させられており、今も生きていると推測されている。
www.timesofisrael.com/they-came-to-serve-the-lone-soldiers-defending-israel-after-oct-7/
石のひとりごと
海外で差別を受けてきたローンソルジャーたちは、イスラエルに来て、その軍に入ることで、本来の居場所を見つけたと感じる人が多いようである。
イスラエルの旗の下で、生死を共にする関係、その関係は、すべてを超えていると、以前、実際に従軍している兵士から聞いたことがある。
しかし、人生まだかけ出したばかりの若い兵士たちの命が守られるようにと、祈る日々である。