冬の嵐到来・ヘルモン山で初雪 2013.12.12

イスラエルでは、先週ハヌカが終わって以来、雨雲がひろがって、時々雨がふる冬型の天候となっていたが、11日から、強い風を伴う雨が断続的に降り続いている。

日本では問題にならないような雨だが、道路事情の悪いイスラエルでは、すでにテルアビブなどあちこちで冠水。通行止めで、主要幹線道路では激しい渋滞となった。

夜になるにつれて気温も急激に下がり、エルサレムでも最低気温0度、最高4度。ヘルモン山やゴラン高原では11日から積雪を記録し、ガリラヤやテルアビブでも一時雪が観測された。

この悪天候は今週末まで続くと予想されている。エルサレムで美しい雪景色の可能性あり。

<イスラエルの暖房事情>

イスラエルには石油によるヒーターはない。一般的なのは、電気によるオイル・ラジエーター。我が家にも一台あるが、これが実際に部屋が暖まるまでに時間がかかる。

まずは石の家の壁を暖まってから部屋が暖まってくるからである。何時間もかかっていったん暖まると、石油ファンヒーターのように乾燥しないので快適だが、北海道やアメリカのように、外は雪、家の中はTシャツとまではいかない。

この暖房事情の悪さは、北米から来た新移民にとっては最初の大きな試練となる。イスラエルにとどまるのか帰るのか・・寒さに負けないでもらいたいものである。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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