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人質解放に動きが出ている直前、イスラエルでは、人質に関する動きがあった。人質59人のうち、生存しているのは、24人ではなく、21人だとの認識である。
もう一点は、イスラエル国内では、毎週土曜、安息日明けのデモで、ハマスのオファーを受け入れて人質を取り戻すよう訴える中、新たな人質のビデオがまた公開された。
人質生存者は24人ではなく21人か
今もガザにいる人質は59人。このうち、24人は生存とされていたが、先週から、このうち3人は死亡しているという情報が出てきて、トランプ大統領と、ネタニヤフ首相もこれを示唆する発言をしていた。
死亡していると見られる3人のうち一人は、イスラエル兵のタミール・ニムロッドさん(19)。
2人は外国人労働者として、イスラエルに来ていた、ネパール人のビピン・ヨシさん(24)と、タイ人のネトフォン・ピンタさん(35)である。
www.ynetnews.com/article/hjzqeqqxge
タミールさんは、兵役で、軍のCOGAT(占領地政府活動調整官組織)での働きをしていた。当日は寝ているところをハマスに襲われて拉致されていた。その直前にタミールさんは、母親に連絡を入れていたという。それ以後、いっさい情報がなかったことから、父親は、死亡しているのは息子ではないかと思っていたと言っている。
www.timesofisrael.com/taken-captive-tamir-nimrodi-walked-by-gunmen-to-gate-of-army-base/
人質解放優先デモのタイミングでハマスがプロパガンダ映像
イスラエルでは、毎週土曜、安息日明けに、停戦と人質解放を求める大規模なデモが継続して行われている。10日(土)にもテルアビブでは数千人が集まり、政府に、ハマスとの交渉を進めて、人質解放を急ぐよう、訴えた。
この数時間前に、ハマスは、また新たな人質のプロパガンダビデオを家族に送りつけていた。
今回のビデオに写っていたのは、エルカナ・ボフボトさんと、ヨセフ・ハイム・オハナさんであった。
オハナさんは、横になっているエルカナさんがもうものを食べようとしないと訴え、イスラエル軍の攻撃で、自分達が見捨てられていると怒りをぶつけている。これを見て、心が痛まない人はいないだろう。
クリップの最後には、「停戦に合意することだけが、彼らを生きて帰らせることになる」との文字が出ている。
石のひとりごと
エデンさんの件から、果たして人質全員解放にまで繋がっていくだろうか。主の介入を祈る。
それにしても、ハマスには霊肉共に悪を感じる。昨日イスラエル兵が2人、ガザで戦死した記事を出したが、そこに出ているクリップからも、ハマスの異様なほどの悪質性を感じたことと思う。ハマスは、実に意地が悪い。わかりやすいほどに意地が悪い。
ハマスはガザの人々の代表などではなく、悪のテロ犯罪組織である。こういう敵と向き合っていかなければならないイスラエルの人々とその政府、軍の苦しみをどれほどの人がわかっているだろうかと思う。