人質解放は今、ストップした状態にある。しかし、このままであれば、第一段階は、3月1日(土)に期限を迎えることになる。もし第二段階に進めなければ、交渉は崩壊する。
第二段階について、ハマスは、残りの人質63人(生存者24人)全員を解放するが、その代わりに、完全停戦とし、イスラエル軍も完全に撤退することを要求している。イスラエルはこれに応じることはないので、第二段階に移行できるのかどうかの論議になっている。
「勝利したとはいえない」と言ったアル・マズルークは、第一段階の延長に応じる用意があると言っている。
これまでと同様、段階を追って、人質を解放するということだが、アル・マズルークによると、残りの人質は民間人でも兵士と認識されているので、1人あたり、パレスチナ人500人とか、1000人とかを提案しているという。途方もない数字である。
これまでイスラエルが、釈放したパレスチナ囚人の数は、毎回着実に増えており、イスラエルが応じてきたせいか、調子に乗っているとしかいいようがない。イスラエルがこれに応じることはないとみられている。
アメリカのウィトコフ中東特使は、今週半ばぐらいに、中東入りを予定しており、第二段階に移行できるとポジティブに語っている。
なお、ハマスが人質4人の遺体を静かに返還することを検討しているとの情報が出始めている。
www.timesofisrael.com/hamas-said-weighing-quiet-handover-of-slain-hostages-for-delayed-prisoners/