ユダヤ人移住促進関連の話題 2013.12.31

<ユダヤ人の若者到着>

世界の離散ユダヤ人の若者たちをイスラエルへ移住してもらおうというユダヤ機関のプログラムがある。「タグリット」と呼ばれる。参加費はすべてユダヤ機関もち。

タグリットでは、イスラエルでボランティア活動などをしながら数ヶ月過ごし、移住へのビジョンを受け取ってもらう事が目的である。

30日、ユダヤ人青年1600人(世界中から39グループ)が、このタグリットに参加するため、イスラエルに到着した。一度に参加する人数としてはこれまでで最大。彼らにとって、よい経験になるようにと願う。

<インドから”マナセ族の末裔”38人到着>

インドにいるユダヤ人はマナセ族の末裔と言われる。イスラエル政府は、今年新たに900人のインド系ユダヤ人をユダヤ人と認め、イスラエルへに移住を認めた。

このうちの38人が27日、ベングリオン空港に到着した。38人のうち、半数は18才以下だという。

しかし今回、移住を果たした人々の中に76才の女性がいる。夫と息子は先にイスラエルへ移住したが、彼女の移住はこれまで認められなかった。夫は昨年イスラエルで死去。夫には会えなかったが、空港で息子と涙の再会となった。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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