パレスチナ人(14)が兵士をナイフで殺害 2016.2.20

18日、夕方、エルサレム北部、西岸地区内のシャアル・ベニヤミン産業パークのスーパーラミレビ店内で買い物をしていたイスラエル人の客2人を、わずか14才パレスチナ人2人が刺すというテロ事件が発生した。

このテロで、トゥビア・ヤナイ・ウェイスマンさん(21)が重傷となり、救急搬送されたが、後に病院で死亡。もう一人の男性(36)も中等度の負傷を負った。

事件発生時、店内にいた客たちは、スーパーのカートを使って2人を撃退しようとしていたが、銃を持っていた男性2人が、テロリスト2人に発砲して負傷させ、とりおさえた。テロリスト2人のうち、一人は搬送先の病院で死亡した。

テロリストに発砲した市民の一人エバン・コーヘンさんは、「なぜ市民がこんなことをしなければならないのか。だいたいなぜテロリストがいるのか。軍はどこにいるのか。」とやりきれない怒りを訴えている。

死亡したウェイスマンさんは、戦闘部隊ナハルの軍曹。事件当日は、非番で私服だった。妻があり、4ヶ月の赤ちゃんの父親だった。

テロリスト2人は、西岸地区ラマラ近郊のビツニア出身のオマル・リムウィ(14)とイハッド・サバ(14)。死亡したのは、イハッド・サバ。

2人は、ナイフを自宅から持ち出していた。現在、ナイフを所持したまま、まずは検問所、続いてスーパー入り口の警備をどうやってかいくぐったのか、調査が行われている。

www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4768276,00.html 
www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4768062,00.html
www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/208266#.VsYyaqUWnA8

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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