水曜、パリ北部で警察が犯行グループを追いつめ、3人が死亡したが、その中に先週金曜の同時多発テロに主犯、アブデルハミド・アバウドが含まれていたとフランスの検察から発表があった。
これでパリでのテロに関わったテロリスト8人は死亡が確認され、サラ・アブデスラムだけが逃亡中ということになった。
別件になるが、フランスでは、水曜、マルセイユでユダヤ人男性が、テロリスト3人に刺されるという事件が発生した。3人のうち1人はISISのTシャツを着用しており、ISIS支持者だった。その後、ユダヤ人居住区周辺で警戒態勢となっている。
<生物・化学兵器の可能性も視野に>
フランスでは引き続き高い警戒体制と、踏み込み捜査が続けられている。しかし、フランスの首相は、今後、ISISが生物化学兵器を使う可能性も否定できないとの懸念を語っている。
ISISは、木曜、ワシントンDCに続いて、ニューヨークが自爆テロのターゲットだと示唆するビデオを流した。ニューヨークの市長は、「これは今に始まったことではない。ニューヨークはこれまでからも常にターゲットだった。」として、続けて警戒態勢をとりながらも、これから12月にかけてのイベントは、すべて予定通り行うと語った。