ネパール地震:イスラエル人約250人と連絡とれず 2015.4.26

www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4650411,00.html

25日朝、ネパールで発生した地震。25日午前3時(日本時間)の時点で約1500人の死者と報じられている。

地震発生時にネパールにいたイスラエル人は、トレッキングのバックパッカーなど数百人とみられる。多くはカトマンズのユダヤ教組織ハバッド・ハウスにのがれ、その後、イスラエル大使館で保護されたが、まだ約250人ほどと連絡がとれていない。

息子がトレッキングに行っていたという父親によると、息子とともに少なくとも13人が、完全に破壊された村にいた可能性がある。

また、今回、代理母からの赤ちゃん25人の引き取りのためにゲイ・カップルなどが、ネパールに行っていた。赤ちゃん25人のうち9人が未熟児で生まれており、危険な状況にあるという。

イスラエル外務省は赤ちゃんたちを救出する方向で検討している。しかし、これらの赤ちゃんはネパール人の母親から生まれているため、基本的にネパール人である。イスラエルに連れてくるためには、DNA検査をして、父親(精子提供)が確かにイスラエル人であることを確認してからになるという。

いずれにしても、ネパールの空港はまだ閉鎖されたままであるため、イスラエルからの救出にはまだ迎えない状態。イスラエル軍は、ネパールでの人道支援に向けて、今夜、先遣隊を派遣する。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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