ネタニヤフ首相アメリカへ出発:トランプ大統領との会談で中東が変わる!? 2025.2.2

Avi Ohayon (GPO)

ネタニヤフ首相は、本日2月2日(日)、4日(火)のトランプ大統領との会談のため、ワシントンへと出発していった。

トランプ大統領は、就任後初の首脳会談の相手を、イスラエルのネタニヤフ首相を選んだということである。

出発に先立つコメントにおいて、ネタニヤフ首相は、このことは、イスラエルとアメリカの同盟関係の強さを表すものであり、個人的な関係の深さも証するものであると語っている。

この関係は、トランプ大統領が導いたアブラハム合意にみるように、中東に大きな変化をもたらした。イスラエルとアラブの4カ国が、和平条約を結ぶことになった。

ネタニヤフ首相は、トランプ大統領と、イスラエルが今直面する重大なこと、すなわち、ハマスに対する勝利、人質全員の解放、イスラエルだけでなく、中東、また世界の平和を脅かしているイランについて話し合うと語った。

また、イスラエルはすでに、決断と勇気ある軍によって、中東の勢力図を塗り替えたが、トランプ大統領との協力で、さらに変えることができる。強さを通じて、安全保障を強化し、平和の時代を実現できると思うと語った。

www.timesofisrael.com/liveblog-february-02-2025/

なお、イスラエルのメディアによると、ネタニヤフ首相には、心臓専門医が同行する。ネタニヤフ首相は2023年に心臓ペースメーカーを埋め込んでいる他、昨年12月末には、前立腺摘出術を受けたところであった。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。