ニューヨーク「5番街のイスラエル・デイ」マーチに5万人参加 2025.5.19

Former Hamas hostages Andrey Kozlov, Keith Siegel, and Aviva Siegel, at Israel Day on 5th in New York City, May 18, 2025. (Luke Tress/Times of Israel)

ニューヨーク、マンハッタンでは、親イスラエルデモが頻発する中、5月18日(日)、ユダヤ人コミュニティが、毎年行われている「5番街のイスラエル・デイ」マーチが行われた。

このマーチは1965年に、シオニストのユースたちが、イスラエル支援の目的で開始したマーチで、2011年からは、ニューヨークのユダヤ人コミュニティが、毎年開催している。

近年、ニューヨークでは、激しい親パレスチナデモや、ユダヤ人に対するヘイトクライムが激増しているが、今年も開催が決められた。

マーチには、ニューヨーク州知事のキャシー・ホウクル氏、ニューヨーク市長のエリック・アダムス氏など政治家たちも多数参加。

10月7日にハマスに殺害され、遺体がまだガザにあるイタイ・チェンさんの父親、ルビーさん、元人質のイラーナ・グリツスキーさんとその家族、まだ人質のままのマタン・アングレストさんの父親、ニムロッド・コーヘンさんの家族などを筆頭に、「彼らを帰らせろ」と叫びながら、5万人が、イスラエルの旗を掲げてマーチした。

人質フォーラムは、「アム・イスラエル・ハイ」と叫んでいた。マーチを見守る人の中にも、イスラエルの旗をかざして支持を表明する人たちもいた。

Israel Day on 5th in New York City, May 18, 2025. (Luke Tress/Times of Israel)

地元ユダヤ人ユースグループもマーチした。

ニューヨークの警察が、厳しい警備を行なっていたが、今年は、対抗する親パレスチナデモも発生せず、無事に終わっている。

www.timesofisrael.com/50000-march-in-nycs-annual-israel-parade-centered-on-the-plight-of-the-hostages/

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。