www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4580453,00.html
トルコは、アメリカの要請で、有志軍のシリア・イラクのISIS攻撃に一応、参加すると表明。アメリカ軍がトルコの空港を使えるようになるとの見通しもあったが、まだ実現していない。
一方で、NTタイムスなどによると、トルコは、13日、トルコ東南部のクルド人勢力を空爆。トルコのダウとオール外相によると、トルコ国内で、クルド人を助けないトルコ政府に反抗するデモが発生しており、その延長での暴力に対応したとのこと。
しかし、このトルコのクルド人への攻撃は、コバネでISISと戦っているクルド人にも伝えられ、国際社会と足並みをはずした形となっている。
イスタンブール大学では、キャンパス内で、「アラー・アクバル(アラーは偉大なり)」と叫ぶ学生がいたり、公にISIS支援を主張する者がいても逮捕されないなど、トルコのISISよりが懸念されている。
また町では、本屋が、ISISの旗を堂々と掲げ、ISISの缶バッジなどISISグッズも販売されている。最近イスタンブールへ旅行したイスラエル人によると、以前に比べて、ヒジャブ(頭のおおい)をかぶっている女性がかなり増え、雰囲気が変わっているとのこと。
トルコでは、イスラム化をすすめるエルドアン首相が、大統領の地位を獲得し、いよいよイスラム化が進んでいるようである。
<ISIS: 化学兵器を使った可能性>
MERIA(中東国際レビュー)が発表した写真によると、7月13日にイラクでISISに虐殺されたクルド人は、化学兵器で殺害された可能性があることが明らかとなった。ということは、ISISが再び化学兵器を激戦地コバニでも使う可能性があると懸念されている。
ケリー国務長官は、水面下で、ロシアのラブロフ外相と会談。両国はISIS対策において、互いに情報を共有することで合意したと発表した。
しかし、東ウクライナをめぐって両国の関係が冷え込んでいることは、ケリー国務長官は認めるところ。しかし、共通の項目に関しては協力を目指すと語っている。