トルコとエジプトとハマスが一致 2012.10.2

イランに背を向けたムルシ大統領だが、9月30日、トルコのエルドアン大統領を訪問。内戦続くシリアについて、アサド大統領は退陣すべきであり、ロシア、中国、イランはシリアへの軍事支援を辞めるよう共同声明を出した。

今回注目されたのは、ムルシ大統領とエルドアン大統領の会見の席に、ハマスの指導者マシャアルが同席していたことである。トルコは昨年、ガザにむけて支援船を派遣し、海上封鎖していたイスラエル海軍と衝突。トルコの活動家ら9人が死亡して以来、イスラエルに非常に厳しい態度になっていた。

エルドアン大統領は、これからもガザの支援を続けるとハマスのマシャアルに伝えた。3者は、パレスチナ国家設立に向けて、イスラエルに圧力をかけることでも合意した。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

コメントを残す

*