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トランプ大統領サウジアラビア訪問:史上最大6000億ドル規模協定合意
トランプ大統領は、5月13日(火)、サウジアラビアのリヤドの空港にエアフォースワンで到着。めずらしく、戦闘機F15が上空を飛ぶ事も含まれるほどの超一流の国賓として、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子本人に迎えられた。
両首脳は、10以上の経済協定や、協力協定署名した。これにより、サウジアラビアは、1420億ドル(約21兆円)分の武器購入含め、6000億ドル(約88兆円)をアメリカに投資することで合意。署名した。しかし、トランプ大統領はまだ1兆ドルにまで増やす方向で、交渉を続けていくと表明している。
サウジアラビアでは、イーロン・マスク氏のテスラを始め、米企業の進出が進んでいる。
こうしたサウジアラビアとの「メガディール」は、前のバイデン大統領も試みていたことだった。しかし、サルマン皇太子が、ジャーナリスト、カショギ氏(サウジアラビア人)殺害に関与していた疑惑が出たことから、距離を置くようになり、関係が遠のいていた。
トランプ大統領がサウジアラビアにアブラハム合意参加希望を公に表明:期待薄だが・・
トランプ大統領は、リヤドでのサウジアラビア・アメリカ投資フォーラムで、30分を超える演説を行なっていた。その中で、トランプ大統領は、サウジアラビアが、アブラハム合意に加わることを希望していることを表明した。
しかし、サウジアラビアは、イスラエルと国交正常化を図り、アブラハム合意に加わる条件として、パレスチナ国家設立をあげている。この点に変わりはない。このため、トランプ大統領は、「ただそれはみなさんが決めることだ」とも語った。
しかし同時に、アメリカは今、ガザ問題にも熱心に取り組んでおり、アメリカ人の人質エダンさんが開放されたことを強調した。
今後、人質が開放され、戦争が終われば、サウジアラビアが方針を変える可能性もあるのではないかとの期待も語った。トランプ大統領は、ビン・サルマン皇太子を賞賛し、アメリカにとって最強のパートナーだと語った。
www.timesofisrael.com/trump-to-saudi-arabia-youll-join-abraham-accords-in-your-own-time/
トランプ大統領は、16日(金)までの4日間の予定で、サウジアラビアに続いて、カタール、UAEを歴訪している。