アメリカに行く前のネタニヤフ首相は、汚職問題で最高裁に呼ばれる身の上であった。1月にチャンネル12が行った世論調査によると、ネタニヤフ首相は退陣すべきだと答えた国民は、63%に上っていた。
10月7日のハマスの奇襲の背後にあるネタニヤフ首相の失策や、その後いまだに人質を取り戻せていないだけでなく、ハマス殲滅にも程遠いという現状、政権維持のために、強硬右派政治家や、ユダヤ教政党を優遇していることなどが原因として挙げられる。
www.timesofisrael.com/liveblog_entry/poll-63-of-israeli-public-wants-netanyahu-to-resign/
ところが、今、アメリカでトランプ大統領と親密な非常に親密な様相が報じられている。ネタニヤフ首相は、ヒズボラ指導者たちを一気に無力化したポケベル作戦を、イスラエルの象徴であるかのごとく、金のポケベルの置物をトランプ大統領に進呈。
トランプ大統領は、ポケベル作戦を称賛した。またトランプ大統領は、ネタニヤフ首相と緊密に共に立っている写真を、ネタニヤフ首相に進呈したとのこと。こ
の緊密な様子は、NYTなど、海外メディアが取り上げるほど、海外でも注目されていた。
www.nytimes.com/2025/02/05/us/politics/trump-netanyahu.html
また、この親密な様相以上に、トランプ大統領は、ガザ問題、イラン問題、追加武器提供など、あらゆる分野において、ネタニヤフ首相が望んでいること全て、いやそれ以上のことを実施している。
国内紙マアリブが、2月7日(金)に行った世論調査によると、まだ過半数には届かないものの、ネタニヤフ首相のリクード党が2議席増やすとの結果になっていた。
この調査によると、イスラエル人の47%が、トランプ大統領のガザ案が実現すると考えているとのことで、ネタニヤフ首相の支持率が上がっている可能性がある。
www.jpost.com/israel-news/article-841099
またもやネタニヤフ首相のどんでん返しだろうか。ネタニヤフ首相は、まだワシントンで、さまざまな政治関係者や団体の訪問を続けており、これまでに国内での侮辱とも言える非難や苦難を覆すような日々を送っている。