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トランプ大統領がプーチン大統領とウクライナ問題をサウジアラビアで会談!?
自信満々のトランプ大統領だが、いよいよウクライナ問題に着手しはじめた。2月12日(水)、トランプ大統領は、ロシアのプーチン大統領と電話で長話し、その後、ウクライナのゼレンスキー大統領とも電話で話したとのこと。
プーチン大統領は、戦争の根本的な原因を解決しないと戦争は終わらないと言ったという。
ウクライナが主張しているように、2014年以前の国境(クリミア半島から撤退を含む)に戻ることはありえないということと、欧米にも譲歩を求めるということである。
トランプ大統領は、ロシアが2014年の国境にまで戻ることは現実的でないという点には合意しているという。ただ決めるのは、ゼレンスキー大統領だとも語っている。
トランプ大統領によると、いずれプーチン大統領はホワイトハウスに来るし、自分はモスクワに行くだろうとしながらも、最初の会談は、“おそらく”、サウジアラビアで行われると発表した。この時点ではまだゼレンスキー大統領は参加しないとのこと。
トランプ大統領を挟んで、ウクライナ問題と中東問題に接点が見え始めている。
www.nytimes.com/live/2025/02/13/world/russia-ukraine-war-trump
ここでも取引か
トランプ大統領は、プーチン大統領と電話会談に先立つ2月11日(火)、ロシアに逮捕されていた、アメリカ人教師マーク・フォーゲルさんをアメリカへ戻すことに成功していた。
これに対し、アメリカは、サイバー犯罪で逮捕していたロシア人、アレクサンダー・ヴィニックを解放する準備を進めているとのこと。
この交渉を成功に導いたのが、アメリカのウィトコフ中東特使だった。しかし、ウィトコフ特使は、鍵となったのは、サウジアラビアのビンサルマン皇太子とそのロシア人関係者だったと語っている。
ウィトコフ特使は、この解放にあたり、プーチン大統領と3時間話したという。その中で、プーチン大統領と、トランプ大統領がよい関係にあるとの印象を受けたと語っている。
こういう流れの中で、サウジアラビアでのトランプ大統領と、プーチン大統領との会談の話になったとみられる。
www.nytimes.com/2025/02/12/world/europe/russia-us-prisoner-exchange-marc-fogel.html