テヘラン石油施設攻撃で炎上:イランがアメリカとの交渉拒否・英仏独がイランに核交渉を申し出 2025.6.15

Flames and smoke rise, following what the Iranian Red Crescent Society says was an Israeli strike, in a location given as Tehran, Iran, in this screengrab taken from a handout video released on June 15, 2025. (photo credit: IRANIAN RED CRESCENT/WANA (WEST ASIA NEWS AGENCY) HANDOUT VIA REUTERS)

イランへの攻撃:2石油施設炎上

6月14日(土)から15日(日)朝にかけてイランが発射した弾道ミサイルで、死者が、すでに10人になっている。こうした中、イスラエルもイランへの攻撃を続けている。

この背景では、イスラエルは、「起き上がるライオン」作戦の一環として、またイスラエルへの激しいミサイル攻撃の反撃として、イランに対する、これまでになかったような激しい攻撃を行っている。

イスラエル市民が多く犠牲になったことを受けて、カッツ防衛相は、「テヘランは炎上する」と言っていた。

その通りに、攻撃対象の中には、石油ターミナル2か所が含まれており、首都で激しい炎が上がっている。

この他、武器保管庫、IRGC高官たちの会議の現場、テヘランの国防省などとなっている。イスラエルはすでに、イランの防空システムを無能にしている。

このため、IDFによると、戦闘機70機が、1時間以内に、首都テヘランへの多数の攻撃を実施していた。

www.ynetnews.com/article/sy75ppoqgl#autoplay

これまでに死亡したイラン軍や、IRGC(イラン革命防衛隊)などトップクラスの高官は人、IRGC高官は6人。核開発科学者は2人、ハメネイ師に近い有力政治家1人(アル・シャムカニ)となっている。

www.nytimes.com/2025/06/13/world/middleeast/iran-military-generals-killed-israel.html

イランが本日15日の6階目交渉を拒否:イギリス・フランス・ドイツがイランとの核協議を提案

この状況の中、イランは、本日15日に予定されていた、ウィトコフ米特使を仲介とする、6回目のイスラエルとの間接交渉を拒否した。これを受けて、緊張緩和を図るため、イギリス、フランス、ドイツが、イランに核競技を申し入れたとのこと。

jp.reuters.com/world/europe/IA23LL6EPZK5ZH43HGQRQ553WE-2025-06-15/

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。