シリアからレバノンへ砲撃 2013.6.1

緊張しているシリアとレバノン国境。レバノンの治安筋によると、今朝、シリアからレバノンへヒズボラにむけて16発の砲撃があった。野原に火がついたが負傷者はなかった。一部シーア派の神殿の建物に被害が出たとの報告もある。

先週にもベイルート近郊のヒズボラ施設にミサイルが撃ち込まれており、レバノンとシリアの間が緊張している。

<ヒズボラ(シーア派)がサラフィスト(スンニ派)と取引!?-ナイジェリア>

先週木曜、ナイジェリア軍の掃討作戦で、ヒズボラ党員3人と、チャド人、ニジェール人が逮捕された。5人とともに、対戦車砲など、本格的な武器が多数がナイジェリア軍に押収された。それらはイスラエルにむけた武器であった可能性が高い。

その同じ家で、先週日曜にもレバノン人とナイジェリア人が逮捕されており、ナイジェリア人らは、ヒズボラの訓練を受けたこと認めているという。

逮捕されたナイジェリア人らは、サラフィスト(過激なスンニ派聖戦主義者)組織のボコ・ハラムのメンバー。シーア派のヒズボラと、スンニ派のサラフィストが協力するのはかなり異例。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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