ガザでは、ギデオンの戦車作戦が続けられている。イスラエル軍は、6月7日(土)早朝、ガザ南部ラファで、タイ人で人質になっていたナッタポン・ピンタさん(36)の遺体を発見。保護した。
今回も、拘束したパレスチナ人武装隊員の情報から、ピンタさんの遺体を発見できたとのこと。
ピンタさんは、ニール・オズから拉致され、おそらくそれから一月以内に殺害されていたと、イスラエル軍は見ている。発見されるまで、ピンタさんは、生存の可能性があるとされてきた一人だった。
ピンタさんは、襲撃の1年半ぐらい前から、単身で、キブツ・ニール・オズのアボガドとザクロ畑で働いていた。母国でカフェを開店した妻、ナリサラさんの借金の返済を助けるためだったという。
ピンタさんは、9歳になる息子の父親だった。遺体が保護されたことは、ピンタさんの家族、タイ政府関係とキブツ・ニール・オズにも伝えられた。
ハマスに拉致された外国人労働者は、タイ人31人。ネパール人1人、タンザニア人1人だった、このうち、29人は、先に解放されており、ピンタさんを含む2人がまだ残されていた。
www.timesofisrael.com/body-of-thai-hostage-nattapong-pinta-recovered-by-idf-from-south-gazas-rafah/
キブツ・ニール・オズは、最も被害が大きかった地域の一つである。襲撃された際に、キブツ内で47人(11人はタイ人)が虐殺され、76人がガザへ拉致された。
このうち、現時点で生きているのは4人、7人が遺体としてガザにいるとみられている。