目次
ガザ食料配布再開:ガザでもイスラム教ハッジ
GHF(ガザ人道財団)による、ガザでの食料配布は、混乱を極めている。
3日続いた配給とそれに伴う混乱の後、GHFは、4日(水)、配給を24時間停止すると発表していた。
しかし、配給が開始になったのは、5日(木)午後になってからであった。開始された後、夕方にはまた終了となった。
配給所は、ラファの中ではあるが、前とは違う2か所が
案内されていた。GHFによると、1カ所から1万8240箱、もう1カ所から6720箱が配布された。これらは150万食になるとのこと。
ガザ市民が、食糧を受け取っている様子はみられるが、各地で銃撃があり、イスラエル軍に撃たれたという証言、逆にハマスに撃たれたという証言と両方出ている。
一方で、ガザ各地への物資の配送も行われているよ
うである。しかし、こちらは、武装集団に襲撃されており、配送を担っている民間運輸協会は、4日(水)、ストライキを呼びかけたとのこと。
ガザ内部は、まさに無法であり、カオスの中で、イスラエル軍による移動指示とそれに続く攻撃が続く。中にいる人々は、まさに超厳しいサバイバルである。
しかし、今イスラム教徒は、ハッジの期間に入っている。ガザでも、マーケットではそれなりの祝いの様子や、モスクのがれきで祈る人々の様子が伝えられている。
誰がGHFの資金を調達するかという問題
GHFはアメリカのガザ人道団体で、国連はいっさい関与していない。ではだれが資金を提供するのかである。
先にイスラエルが、数億シェケルを提供したという情報もあったが、これは、イスラエルはガザへの支援にはかかわらないという主張と反するものであり、真実は不明。
一方、新たなニュースでは、イスラエルが、このプロジェクトを180日間担うことを受け入れる代わりに、アメリカに支援資金の調達を要請したとのこと。
アメリカ政府は、現在、GHFに5億ドルの資金調達を検討しているという情報が出ている。財源は、USAID(アメリカ国際開発庁)が担うとしている。
アメリカとイスラエルは、国際社会全体に協力を呼びかけているが、国連が関わらない中では協力者を見つけるのは難しいとみられる。
しかし、これまでの国連のガザ支援を担っていたUNRWAは、ほぼハマスに支配されていたのである。これに戻すことはできない。非常に難しい状況である。
こうした中、GHFのCEOは、福音派のジョニー・ムーア牧師である。主の知恵と介入があるように祈る。
www.timesofisrael.com/us-considers-giving-500m-to-fund-gaza-humanitarian-foundations-operations/