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数週間以内にガザに深刻な人道危機到来見込みと警告
イスラエルが、3月2日に、ガザへの支援物資搬入を止めてから、2か月になる。アルジャジーラなどアラブ系メディアは、ガザは飢餓状態になっていると、イスラエルを非難。
国連や国際社会も、イスラエルを強く非難し、直ちに支援物資搬入を再開するよう、圧力をかけている。
以下の情報によると、ガザ地区ではすでに52人が餓死しており、そのうち50人は子供だという。また、統計では、6万5000人以上の子供たちが、栄養失調だと主張している。ハマスは、人々の飢餓を武器に使っていると指摘している。
Day 61 of the Israeli government’s aid blockade on Gaza. At least 52 people—50 of them children—have died from malnutrition. Over 65,000 kids are acutely malnourished. This isn’t collateral—it’s calculated. Starvation is being used as a weapon. pic.twitter.com/B3jzSdFikN
— Hamza (@HowidyHamza) May 2, 2025
イスラエル政府は、ガザ内部には、それ以前に搬入された食料の量を考えれば、今もまだ十分にあると主張。飢餓状態にあるのは、ハマスが物資を横領し、高額で売っているからだと反論している。貧しい人は、食糧を買えないから飢餓状態になるということである。
これについては、2日(金)、パレスチナ自治政府のアッバス議長は、ガザを攻撃し続けているイスラエルを非難した際、「ガザの人々は、支援物資を横領しているハマス関連のギャングを決して赦さないだろう」と表明。
ガザ地区の物資不足の責任が、ハマスの横領にあると非難した。
しかし、原因がなんであれ、ガザの人々が、実際に食料や医薬品の不足に陥っていないとは言えないわけである。
以前、現地にいるイスラエル軍が、物資の搬入を計画したが、ネタニヤフ首相がこの動きを差し止めたことがあった。
今、イスラエル当局も、この数週間以内に、深刻な人道危機に陥るとの危機感を認めている。しかし、政府は、まだ軍に物資搬入再開の指示は出していない。
Times of Israelの記事によると、イスラエル軍は、アラブ諸国も含めて、ハマスを通さずに、イスラエル軍も関わらない形で、民間業者を通して、各家庭に物資が届く方法を考えている。
しかし、アラブ諸国は、物資の搬送の安全性が見通せないだけでなく、ガザの隅々にまで、物資が行き渡る可能性は低いと悲観的である。
要するに、ハマスが消えるしか、ガザの市民にとっても解決はないのである。
マルタ島付近でガザ支援船フロティーラ攻撃受け行き場なし
21カ国以上からのボランティアで成り立っている親パレスチナ活動団体「自由フロティーラ」が、支援物資を乗せた船で、マルタ島からガザへと出発した。
しかし、船は、マルタ沖26キロの国際海域で、ドローンの攻撃を2回受けて、前に進めなくなった。
船は、沈没まで入っておらず、乗組員の負傷者も出ていない。しかし、船籍が不明であり、政治的な要因もあるためか、この船を受け入れる国がなく、浮遊したままになっている。
しかし、その後の情報によると、船に乗っていた活動家4人と、乗組員12人は救出されたもようである。
自由フロティーラは、攻撃はイスラエルによるものだと非難しているが、イスラエルはノーコメント。
なお、サウジアラビアのメディアが、西側安全保障筋の話として、この組織がハマスによる組織だと報じている。
同様のことは、トルコに関係して、2010年にも発生し、以来、イスラエルとトルコの関係に溝ができた経過もあった。
www.timesofisrael.com/flotilla-carrying-pro-gaza-activists-struck-by-drone-near-malta-group-says/
ハマス殲滅急ぐ?イスラエル軍が大規模予備役招集準備開始
イスラエル軍は、今、予備役兵を再招集する準備を進めている。また、ネタニヤフ首相、トランプ大統領もが、ガザにいる生きた人質はもう24人より減っているとの見通しを口にしている。
もしかしたら、このガザの人道危機を回避するためにも、イスラエル軍が、まもなく一気にハマスを叩いて、問題を終わらせようとしている可能性もある。
石のひとりごと
まだまだ先とは思いつつも、聖書に書いてある、イスラエルが世界中から嫌われ、襲撃される日が来るという、そんな日を連想させられる様相である。
しかし、それは、神である主が、オリーブ山に帰ってくる前兆でもある。聖書には次のように書いてある。
わたしは、すべての国々を集めて、エルサレムを攻めさせる。町は取られ、家々は略奪され、婦女は犯される。町の半分は捕囚となって出て行く。しかし、残りの民は町から絶ち滅ぼされない。
主が出て来られる。決戦の日に戦うように、それらの国々と戦われる。その日、主の足は、エルサレムの東に面するオリーブ山の上に立つ。(ゼカリヤ書14:2-4)
イスラエルと世界は本当にその日に向かっているように見える。その日が来る前に、私たちは、この神である主との関係を良いものにしておくことが賢明である。
すべての創造主である神、主の前に自分を罪人である、足りない者であると認め、その罪を、主ご自身である、イエスの十字架と復活を信じることで赦されたことを信じ、受け入れることである。
これにより、神である主との和解できる。これこそ良い知らせである。まだの人は急がれたらと思う日々である。