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イスラエル治安閣議:攻撃拡大・ガザを管理下に置くことで合意
イスラエルでは、ガザでの攻撃拡大に向けて、大規模に予備役兵の招集を開始している。4日(日)夜には、治安閣議が開催され、7時間、この件についての議論が行われた。
イスラエル軍のザミール参謀総長は、もし大規模な攻撃に踏み切れば、人質の命を危機にさらすことになると負ったが、閣議は、全会一致で、ガザでの攻撃を拡大し、次の段階に進めることで合意した。
具体的には、ガザ市民を南部へ移動させ、人道支援物資に、ハマスの手が届かないようにして、ハマスが物資をコントロールできないようにする。これにより、ハマスのガザ統治能力を削いで、ハマスを攻撃する。最終的には、ガザをイスラエルのコントロール下に置く。これにより、人質を全員取り戻せると考えている。
人道物資の搬入については、政府はまだガザ内部に十分あるとの考えを変えていない。しかし、ハマスもイスラエル軍も直接関わらないシステムで搬入する案が出ている。これについても採択が採られ、極右のベン・グヴィル治安相以外は賛成票を投じて、可決となった。
実際の攻撃がいつになるかはまだ明らかにはされていない。
これについて、人質家族たちは、政府は市民の意向を無視して、ガザを占領することを選んだと反発を表明した。
ハマスが5000人の新部隊編成:物資略奪対策
ガザのハマスは、総司令官だったシンワルを失ってからどんな組織になっているのか、わからなくなっている。
イスラエルが主張しているように、外からの支援物資は、ハマスやさまざまな強盗に略奪されていたが、今貯蔵している物資を強奪にくる者もいるようである。ハマスが、強奪に来た数人を殺害したと言った情報もある。
ハマス関連のメディアによると、ハマスは、5000人からなる強奪とりしまり部隊を結成したとのこと。
イスラエルが、ガザへの攻撃を拡大すると表明する中での動きであり、今後、どういう動きに出てくるのか、懸念もある。
www.timesofisrael.com/hamas-executes-several-looters-who-reportedly-attacked-food-warehouses/