ガザでは、GHFによる食料配布が、8日(日)は、ガザ中央付近で行われた。7日(土)に配布ができなかったことについて、GHFスタッフは、ハマスからの脅迫があったためと言っているとのこと。
8日(日)の配布でも、ハマスはイスラエル軍の攻撃でまた4人が死亡したと主張した。今回もイスラエルは、否定している。
イスラエル軍は、ガザでハマスに対立して武装するシャハブ族に武器を供与して、物資配布活動の保護にあたってもらっていると報告されている。
エルサレムポストによると、イスラエル軍から武器供与を受けているガザの反ハマス部族、シャハブ族が、ラファのGHFの食料配布センターへ来る安全なルートの策定を模索し、支援物資搬送トラックの護衛をしているという。
しかし、イスラエル国内では、元ギャングの武装組織を信頼しても大丈夫なのかとの物議が続いている。
非公認の情報として、Times of Israelが伝えているところによると、シャバブ族のリーダー、アル・シャハブは、ラジオ放送で、イスラエルとの協力は否定した。
使っている武器は、地元住民からの簡単なもので、イスラエルからのものではないと述べた。
イスラエル関係者との会談も否定。もし調整が必要になるとすれば、それは東ラファの人々への人道支援物資搬入に関することだけであり、その場合は間に仲介者を入れると述べた。
戦いは、パレスチナ人をハマスのテロから守ることであり、ハマスには今のポジョションから降りることを要求しているが、“占領者”との協力もないと語ったとのこと。
これらの情報の真偽は、確認はできていないが、パレスチナ人組織として、そうやすやすとイスラエルとは手を組めないという、手前のこととも考えられる。
しかしやはり、同じ敵を持つ敵は友とは、簡単にはいかないだろう。もし、イスラエル軍が、本当にシャハブ族を支援しているなら、かなりのリスクといえる。
www.timesofisrael.com/head-of-gaza-militia-cited-denying-israel-support-demanding-hamas-cede-power/