イラン核兵器問題に外交解決を目指すトランプ大統領:ハメネイ師に書面で交渉申請 2025.3.8

US President Donald Trump (left) speaks as he signs executive orders in the Oval Office of the White House on March 6, 2025 in Washington, DC. (Alex Wong/Getty Images/AFP); Iran's supreme leader Ali Khamenei attends a meeting with a group of defense officials, in Tehran, February 12, 2025. (Office of the Iranian Supreme Leader via AP)

イランが、徐々に核保有国に近づいていることから、イスラエルは、今のうちに、イランの核関連施設を攻撃する準備をすすめていると言われている。

しかし、これはアメリカの合意、協力なしには不可能である。

トランプ大統領は、イスラエルのこの方針を支持してはいるが、できれば外交で話をつける方がいいという考えを表明している。

イスラエルは、イランを攻撃する方を望んでいると見られているが、アメリカが外交でしっかり対処できるなら、それにもオープンであることも示唆しているとの分析もある。

こうした中、イランと近い関係になっているロシアのプーチン大統領が、アメリカとイランの仲介になることに合意したと発表した。

続いて7日(金)には、トランプ大統領が、FOXニュースのインタビューの中で、イランのトップ、イスラム最高指導者ハメネイ師に、手紙で、交渉を申し入れたことを明らかにした。

しかし、この同じ日、イスラエル軍とアメリカ軍が、明らかにイラン攻撃を意識しているとみられる、空軍の共同軍事訓練を行っていた。イランへの圧力とみられている。

この状態で、ハメネイ師はどう反応してくるのか。トランプ大統領は、まもなく大きなことが起こると語っている。

www.timesofisrael.com/trump-says-he-wrote-to-khamenei-offering-talks-on-irans-nuclear-program/

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。