目次
イランは傀儡組織を継続して失っている。アメリカはイエメンでフーシ派を、イスラエルは、ハマスとヒズボラへの攻撃も続けている。
アメリカ:イエメン・フーシ派への攻撃・1か月半で800か所攻撃
アメリカはこの6週間ほど、イランの傀儡であるイエメンのフーシ派への激しい空爆を続けている。以下はイエメンの首都サナアの空爆の後の様子
CENTCOM(アメリカ中央軍)によると、3月18日から現在までの間に、数えきれないほどの指令部や、防空システム、最新鋭武器の倉庫など、800か所への攻撃を実施したとのこと。これまでに、フーシ派高官ら数百人が死亡したとみられている。
それでも、フーシ派はまだイスラエルにむけて弾道ミサイルを発射し続けており、サイレンは、イスラエル中央や、死海エリアなどでも時々鳴り響いている。
しかし、これまでのところ、すべては、十分遠いうちに迎撃できており、イスラエル国内に被害は出ていない。
これに対し、イスラエルは、反撃には出ていない。アメリカに任せて、イエメン局面でも事態を悪化させないようにしているもようである。
www.ynetnews.com/article/sy2911y31el
イスラエル:ベイルートのヒズボラ武器庫破壊
ヒズボラについては、ナスララ党首が死亡し、ポケットベル作戦で幹部の大部分が無力化され、もはやイスラエルを攻撃するまでの戦力は残されていない。
それでもイスラエルは、まだヒズボラの軍事力破壊や、幹部への攻撃を続けている。
4月27日(日)、イスラエルは、レバノン南部でドローンによる攻撃を行い、ヒズボラ幹部を殺害。その数時間後、イスラエルは、レバノンの首都、ベイルートのヒズボラのミサイル含む武器の倉庫を空爆で破壊した。
攻撃の前には周辺住民に避難警告を出していたこともあり、被害者は出ていないとイスラエルのメディアは報じている。イスラエルがベイルートへの攻撃に踏み切ったのは、2024年11月から3回目であった。
レバノンのアウン大統領はこの攻撃を非難。アメリカとフランスは、イスラエルとレバノンの停戦合意を守らせるべきだと訴えている。
石のひとりごと
イランを追い詰めるアメリカとイスラエル。人間どうしの破壊の連続になんとも虚しさというか、愚かさを感じざるを得ない。
イランは、自分だけでなく、他の国々をも巻き込んで、破壊を拡大していることをどう思っているのだろうか。イランに、イスラエル攻撃をあきらめることはできないのかと言いたい。