イスラエルの攻撃が始まってから3日。イラン国営メディアは、イランでの死者数は224人で、その90%が民間人と伝えた。
しかし、イスラエルが標的にしているのは、明らかに市民やその居住地ではない。さらには、相当焦点のあたった攻撃をしている。この数字は、信憑性が薄い。イスラエルは軍関係者含めて、死者は78人と言っている。
多くのイラン人たちは、現政権に反発を持っている。Ynetによると、イラン政府が、インターネット規制を行なっている中、その規制を迂回して、SNS経路でイスラエルからの情報をフォローしているイラン人が、数百万人にのぼっているとのこと。
イスラエル外務省によると、ライジング・ライオン作戦が開始された際に、外務省が、イランの言語、ペルシャ語でSNSへ発信したところ、24時間以内に2000万回再生されたとのこと。
このうち1400万回はインスタで、IRGC高官の死亡と言ったイラン政権が知られたくないような情報も、イスラエルが流したところ、200万回以上再生されていた。
ネタニヤフ首相のイラン国民への直接のメッセージも140万回再生されているとのこと。(イラン総人口9061万人(2023))
またインスタでのフォロワーの90%は、イランを拠点とする人々であり、イラン人たちの情報へのニーズが伺える。またフォロワーの86.4%は25-44歳の男性だった。
フェイスブックでは、イスラエル外務省が、23件投稿したところ、再生は450万回。肯定的なコメントとシェアが数百件あったとのこと。
こうしたデータは、イラン市民が、もはやイラン政府の検問を恐れていないことも示唆しており、注目されている。しかし、今のところはまだ、反政府への動きにはならないと専門家は語っている。