イランが急速に核兵器保有に近づいているとIAEA(国際原子力機関)が警告を発する中、イスラエルとアメリカが協力して、イランの核関係施設への攻撃を行うのではないかとの見方が広がっている。
しかし、トランプ大統領は、イランは核兵器を持つべきではないとの考えを表明しながらも、軍事行動ではなく話し合いで解決したいと言っていた。
トランプ大統領は、イランを止める方法は、武力か交渉かの二者択一だと述べ、先週、核合意に関する交渉を求める書簡を、イラン・イスラム最高指導者ハメネイ師に送っていた。
ハメネイ師は、12日(水)、この書簡を受け取ったことを認め、アメリカとの協議を拒否すると表明した。
ハメネイ師は、トランプ大統領の手紙は欺瞞だとして、交渉する意味はないと語ったとのこと。つまり、アメリカは、イランを脅迫して、自分の考えていることを押し付けようとしているだけだと言っているのである。
確かに、トランプ大統領は以前から、敵はイラン市民ではないと強調しながら、今のイスラム主義政権については、打倒を言い続けている。
トランプ大統領は、前期において、世界とイランとの核合意を単独で離脱し、非常に厳しい経済制裁をイランに課したのであった。ハメネイ師は、今更そのアメリカを信用できない、話し合うことはないと言っているのである。
またハメネイ師は、もしイランが核兵器を作ろうとするなら、アメリカは、それを止めることはできないとも語った。
今イランは、傀儡組織を失い、上空防衛にも大きな欠陥がある。国内情勢も不安定である。ネタニヤフ首相とルビオ米国務長官は、この件について、イスラエルとアメリカが協力することを確認していた。
ハメネイ師の拒否を受け、今後、両国がイランの核施設への攻撃を実施するかどうか・・・というところである。
www.timesofisrael.com/irans-khamenei-spurns-trump-letter-delivered-by-uae-offering-nuclear-talks/