6月17日(火)、イランから亡命中のレザ・パーレビ皇太子が、イラン市民たちに、今のイラン政権を打倒するよう呼びかけるメッセージを発表した。
メッセージの中で、パーレビ皇太子は、今のハメネイ政権は終焉に近づいているとして、今こそ立ち上がるべき時だと述べ、人々に町で訴えるよう呼びかけた。
レザ・パーレビ皇太子は、1979年のイラン革命で打倒された父、シャー・モハンマド・パーレビ国王の長男である。パーレビ国王は1980年に死亡。レザ・パーレビ皇太子は、その後、アメリカのワシントン近郊に在住している。
レザ・パーレビ氏は、イランの国王に戻ることは目指しておらず、民主的なイランを目指して活動する人々の支援を行っているという。レザ・パーレビ氏は、イスラエルにも来たことがあり、ホロコースト記念ヤド・バシェムにも足を運んでいた。
1979年にイスラム政権(故ホメイニ師主導)が立ち上がる前のイランは、新米のパーレビ国王が支配する国だった。イスラム教国だが、民主的な国だったのである。
www.ynetnews.com/article/sktf6cyegg
石のひとりごと
なかなか紳士的な人ではあるが、この呼びかけが何か結果をもたらすかどうかといえば、どうだろうか。。と思ってしまうが。。。
ただこういう動きがあることも知っておいていただければと思う。イランには、今の民主主義にはほど遠いイスラム政権に同意しない人は少なくない。
またまだユダヤ人やクリスチャンも多数イランに残っている。その人々を覚えてとりなすようにとの要請もある。