イスラム国のテロ世界輸出か:警戒態勢高まる 2014.8.30

シリアでアルカイダから発生したISIS(今はイスラム国)は、イラクで領域を拡大し続けているが、世界中から戦闘に参加した者たちが、祖国へ帰ってテロを起こす可能性が高まっている。

イギリスのキャメロン首相は、警戒レベル第2段階で国内でのテロの警戒にあたっていることを明らかにした。その背景には、先日ISISに斬首されたアメリカ人ジャーナリストを殺害したテロリストがロンドンなまりの英語を使い、帰国してテロを行うとほのめかしていたことがあげられる。

諜報機関の情報によると、イギリスからは500人ほどがイラクの聖戦主義グループに参加し、訓練を受けているとみられている。またパリde10代の少女たちが海外の聖戦主義グループに参加しようとしていた疑いがあるとして調査が進められている。

アメリカでは、まだ深刻な脅威の情報はないため、警戒態勢は通常のままだという。http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4565625,00.html

イスラム国(ISIS)の残酷性は、日本でも報じられているが、毎週金曜には、斬首、手足の切断などの公開処刑が行われている。またシリア軍兵士と思われる160人が裸にされて、後に全員が射殺されたとの報道がある。http://www.bbc.com/news/world-middle-east-28975718

イスラム国に対しては、アメリカが空爆を行っているが、本拠地のシリアへの空爆をすることはなく、結局は限局した攻撃で今のところ、大きな成果は報告されていない。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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